オープンハートの梅澤のりです。
過去世から今世へ持ち越したものは
多くあります。
それは今世で「学ぶ」ためなのですね。
そして、学びが終わると
今度は手放すタイミングも大切です。
今日は過去世が関係していた
「痛み」に関するセッションを
ヒプノセラピー事例からご紹介します。
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剣の人
「背中の剣はいつか私のことを
ちゃんと思い出してほしい・・・
そんな想いで私が刺した。
悪かった・・・」
仲裁
「もう抜いてもいいですか?
この剣があるから
この人は背中に痛みがあるのです。」
剣の人
「申し訳なくて抜きたい気持ちと
抜いてしまうと
私が完全に忘れられてしまう。
そんな怖さと・・・」
痛みをもつ人
「あなたのことは
私の細胞がしっかり記憶しています。
戦士としての心の強さ。
高貴なる人とは、どういうことか。
そして、美しくいるとは、どういうことか。
きっと、剣があったお陰で
いえ、あなたのお陰で
乗り越えられたことたくさんあります。
あなたのこと、忘れません。
ありがとう。」
それを聞いた
剣の人の目から涙が流れ
涙が流れたと同時に背中の剣は抜かれた。
ただ、剣が刺さっていた場所には
大きな傷が残っていた。
皮膚とその下の部分は十文字に裂かれ
見るからに痛々しかった。
剣の人
「金でできたもの。
傷が隠れるように、十文字にして。
金でできた土台に光る石を散りばめて。」
剣の人の手には
純金でできた黄金の十文字に
ダイヤのように煌びやかな光を放つ石が
いっぱいに散りばめられた
まるで宝石のような物があった。
剣の人
「これを貼っておけば傷が癒える。
全部の傷・・・
身体の傷も。心の傷も。そして、私の傷も。」
そう言って、剣の人は
それを傷の上に貼り付けた。
傷は戦士の証。
痛々しかった傷跡が煌びやかに輝いていた。
まるで勲章を与えられた戦士のようだった。
それを見た剣の人は
静かに頷いた。
一瞬、周りがパッと明るくなった。
そして、剣の人はその光と共に
自分の還るべき所へ戻っていった。